鎌倉に移住してよかったことをまとめました。
よかったこと① 東京からほど近い環境で、日々自然に触れられるのは最高の癒やし
森の間を縫うように人家が立ち並ぶ鎌倉。 何気ない日常のなかで、ハッとする風景に出会えることが多々ありました。
雨あがりの苔むした道や、トンネルのむこうの緑、境内の木陰。
春の朝起こしてくれるウグイス、時々うるさすぎるヒヨドリ、神秘的な鳴き声のアオバト、夕方に本当に「ホウホウ」と鳴くフクロウ、深夜に不気味な声を出すホトトギス、はっとする青色のカワセミ、信じられないほど豊かな音色をもつ画眉鳥...。
東京から1時間でこれほど自然豊かな環境に住めるというのは、貴重だと思います。
海に気軽に行けるのも魅力ですね。
よかったこと② 飲食店のレベルが高い&選択肢が豊富<平日在宅ワークなら天国かも>
私たちは在宅仕事がメインだったので、比較的混雑の少ない平日や、観光客が帰ってしまう夜に時間をずらして行くことができたのは幸運でした。休日はなるべく自炊するようにしていました。
また、観光地なので、やはり「観光地価格」で少し高めに感じます(カレー屋さん「キャラウェイ」のような、激安のお店もありますが、昼間は大人気で並びます)。
ただ、観光地である鎌倉において、平日に高頻度で通う地元客は貴重なためか、「いつもありがとうございます」と「割引カード」をくれるお店もありました。そのカードを掲示すれば、お店の価格より少しだけ安く注文できるというものです。価格以上にお気持ちが嬉しかったです。
よかったこと③ 住む人の文化度が高く治安が良い
鎌倉は昔から上流階級の別荘地だった歴史もあり、文化度の高い人が多いと感じました。
台風後に停電していた無音の住宅街で、隣に住んでいたおじいさんが突然庭でクラシックギターを弾き出したのは印象的でした(ちなみに激ウマでした)。
待ちゆくマダムも上品でオシャレな人が多く見てて楽しかったです。
お店のマスターとかと話しても、フレンドリーで、「人生を楽しんでいる」という感じが強く、憧れる人がたくさんいました。
アパートのお隣さんとも仲良くなれたのですが、スペイン出身の凄腕エンジニアの夫&プロダンサーの奥さん夫婦で、話していていろいろ勉強になりました!
また高級住宅街がちょいちょいあり、驚くほどの豪邸なども存在します(「古我邸」には是非行ってみて下さい)。必然的に治安がいいです。
よかったこと④ 環境問題への意識が高くなった
鎌倉では環境問題への意識が高まる機会がたくさんあります。
たとえば、古紙なら「ミックスペーパー」「段ボール」「紙パック」「新聞紙」「雑誌、古本」でぜんぶ別々に出す決まりです。
また製品プラスチックは燃やすゴミに出す自治体が多いと思うのですが、鎌倉では製品プラスチックという分類があります。
慣れれば苦になりませんし、別の自治体に行ったときに、まとめて出すのがむしろストレスになりますし、「製品プラスチック」も燃やすゴミに出すとリサイクルされないのか、と辛くなります。
また、タヌキなどの野生動物ともたくさん出会うので、たとえば道路脇のゴミをみると「あのプラスチックゴミをたぬきが間違えて食べて死んでしまわないだろうか?」と想像したりします。
川などでも「ほたる回復運動をしています。」という看板がかかっていたり、街に住む人の自然を愛する気持ちも人一倍強く感じられます。
また、「地球を守る」をミッションに掲げているアパレルメーカー「パタゴニア」もあり、それをきっかけに服について考えて「アパレル産業が世界で2番めの環境破壊産業であること」を知ったり、「なるべく古着を買おう」と行動するようになりました。
よかったこと⑤ いい食材があるスーパーがある
鎌倉には「紀伊国屋」「カルディ」など、ちょっといい食材や輸入食材がおいてあるスーパーがあるのも、食にこだわる方にとってはメリットだと思います。
ただ「紀伊国屋」の物価はかなり高いです。私の家では、一番近いスーパーが紀伊国屋だったので、一時期、値段を考えずに気軽に通ってしまい、クレジットカードの使用歴をみてショックを受けたことがありました(以降なるべく駅前の東急や八幡宮神社近くのユニオンで買いました)。
余談ですが「ちょっと紀伊国屋に行ってくるわ」「あら〜すごい!」「卵買うだけよ〜」という会話を聞いたことがあるので、紀伊国屋に行くのは地元の人にとってステータスなようです。笑
紀伊国屋では、袋詰専門の店員さんがいて、お客さんのかわりに袋詰をしてくれるのもけっこう衝撃でした。笑
チーズ専門店など専門店も豊富な印象です。\
まとめ
自然豊かで日々癒やしをくれ、一生の友人もできた鎌倉。
本当に住んでよかったと思っています。
デメリットについてもまとめていますので、よかったらご覧ください。