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人気スタイリスト地曵いく子先生の書いた、「服を買うなら、捨てなさい」。
ファッション関係の本は感性的なものが多い印象ですが、こちらは地曵先生の過去の経験を具体例にわかりやすく解説されていて、非常に納得感のある一冊でした。
特に印象に残った内容をまとめました。
「ダサい」の印象は「おしゃれ」の印象の100倍強い
日本の女子は「毎日違う服を着るために、バリエーションが多くないと」と思いこんでいる人が多いのだそう。
しかし、そうやってバリエーションのために「イマイチな服」を増やしてしまうと、どうしても「ダサい」日もできてしまいますよね。
そうすると、「おしゃれ」より「あの人、ダサかった」のほうがずっと印象に残るから、総合的に「お洒落だと思っていたのに、実はダサい人」という印象になってしまう。
それだったら、本当によく似合う服を週に2、3回着まくっていたほうが、おしゃれな人という印象が保てる。
そのために「バリエーションの呪い」を忘れましょう、という内容でした。
理想のワードローブの要素
1. 靴に一番お金と愛をかけている
多くの人はブランド物がわかりやすいバッグにお金をかけるけど、
じっさい身につけている時間が長いのは、バッグより靴のほう。業界人もファッションをチェックするとき、まずは靴を見る。
靴だけは「迷ったら高い方を買う」くらいの意識で選ぶ。
2. 今使えるものだけが入っている
キーワードは「今週、2回以上着たい服」。
- 行動様式
- 生活様式
- 時代の気分
にフィットするものだけを入れる。
3. 内容に偏りがある
ワードローブが偏っているのをネガティブにとらえる人が多いが、むしろ成功である。
オードリーヘップバーンやテイラー・スウィフトなど、名前を聞いたらすぐにメイク・ファッションが思い浮かぶ。それはワンパターンということ。ワンパターンこそが、スタイルになる。
パンツが似合う、と言われる人はパンツを極めればいいし、青が似合う、と言われる人は青を極めればいい。
「ハズしアイテム」はプロのファッショニスタに任せておいて、得意な服を聞いて小さく得点を稼げばいい。
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- 作者:地曳 いく子
- 発売日: 2015/02/23
- メディア: 単行本
実践してみたいこと
私は、「安物買いの銭失い」が多いタイプだったと、思います。
まさに地曵いく子さんの言うところの「バリエーションの呪い」にかかっていて、「カラースカートを持っていない」「7cmパンプスを持っていない」みたいな、コンプリート欲にかられていた気がする。
これからは、自分にどんなスタイルが合うのか、どんなスタイルだと感じてほしいか考えながら一貫性のあるワードローブを作ろうと思いました。
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幅狭い足で悩んでいたところから、自分に合うファッションについて深く考えるようになったと思います。
宜しければご覧ください。