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大人のオルソケラトロジー体験記。手術不要で裸眼で快適生活?視力0.04→1.0へ。

私はメガネがあまり好きじゃない。

私の鼻が低いからかズレ落ちる事が多いし、このご時世、マスクをつけているとしょっちゅう曇る。

そんなわけで、メガネを日中つけなくていい方法はないかな?と思い、オルソケラトロジーを試した体験記です。

私は、最初はレーシックや眼内コンタクトレンズなどの手術を検討していたけど、

やはり手術の失敗体験談を見ると怖くて、

一番検討していた、ICL(眼内コンタクトレンズ)も、失敗したら外せばいいというそんなカンタンなものではないようだ...と考え、

「手術不要」を重視して、「オルソケラトロジー」という、「寝ている間にコンタクトレンズをつけて目の形を変え、日中は裸眼で生活」を試してみることにした。

オルソケラトロジーのための検査

GoogleMapなどで調べて評判のよかったオルソケラトロジーをやっている眼科に足を運び、

まず色々視力検査や眼圧検査などをした。

私の視力は、この病院がHPで掲げている適用範囲の度数 -4.0 よりは下の-5.0くらい(資料をみると視力だと右0.08、左0.04とある)だったと思うけど、

車の運転しません。多少見えなくてもいいんで、裸眼で生活したいんです
あとは大人になっても(安定せず)まだ視力が落ちて、メガネとかも合わなくなってるので、オルソケラトロジーの禁止抑制効果がありがたいんです

とアピールしたところ、

「うーん、車の運転しないし、大人になっても視力が変動しているなら、効果はあるかもしれませんね」

というゆるい感じで、試せることになった。

大人のオルソケラトロジー体験記。手術不要で裸眼で快適生活?視力0.04→1.0へ。

その後、検査のために、テストレンズをつけた。

このときのレンズは、自分の目のカーブに合ったレンズではないため、すごく違和感があり、ゴロゴロ感のために目が開けづらく、涙が出っぱなしだった。

こんなレンズでは続けられない・・・と思ったが、看護師さんが「今後試すレンズは、自分の目に合ったものをオーダーするので、もっと違和感はないですよ」という趣旨のことを言っていたと思う。

それをつけたまま、目の検査(気球を見るやつとか)や、医師の診察をした。

途中で、瞳孔を開く目薬をつけたりした。 このあとは少し眩しく感じたが、支障が出るほどではなく、帰宅後すぐに戻った。

テストレンズをつけたためか、視力が少し変わっている気がした(手元のスマホや紙などが見にくかった)。

この日は、車は自分で運転しないでくださいとのことだったと思う。

眼科にオーダーしたレンズを取りに行き、オルソケラトロジーの装着練習

病院で発注したレンズを装着すると、たしかに検査時のレンズよりははるかに違和感はなかった。それでもソフトレンズに比べたら多少ゴロゴロしたが。

装着練習はかなり丁寧にやってくれた。

不安だったけど、ソフトレンズを扱いなれていて、2Weekなどの保管も経験していた自分には、あまり問題がなかった。

ただ、保管液は、目に刺激がある成分だから、それがついたまま目に入れないように、つける前によく洗うように言われた。

ぼーっとして、そのままつけてしまいそうで怖かった。

また、レンズを外すのが一番難しそうなイメージがあったけど、キットに付属の吸盤つきのスポイトみたいな機器で外すのは楽だった。

保証金約4万円をお支払い

オルソケラトロジーテスト装着期間

オルソケラトロジー当日の夜

初めての家での装着なので、怖かったが、スムーズに入れられた。

オルソケラトロジー1日目

朝起きた時点ではそんなにゴロゴロしなかった(寝ている間に張り付いた感じ)が、 外したときに負担がかからないよう点眼液を入れてまばたきしていると、とてもゴロゴロしだした。

ちゃんと点眼液をつけてから5分まばたきし続けるというのを守ってから、こわごわとレンズを外す。

少し見える気がするけど、あまりはっきりとはわからない。ちょっとがっかり。 メガネをつけて過ごす。

ルソケラトロジー2日目

昨日よりメガネをつけたときに違和感がある。 メガネをつけたら、見えすぎている感じがあって疲れる。 でもメガネがないとPCの画面が見づらいレベル。

オルソケラトロジー3日目

3日目の朝から、かなり見えるようになった。 前日との違いに感動した。 メガネがいらずで過ごせる。

しかし、時間が経つにつれ、ぼやけていき、夜にはボヤボヤになりました。

同じ状態が4,5日目と続きました。

オルソケラトロジー6,7日目

夜になっても、少しぼやけにくくなった気がする。 3日目以降、更に良く見えているのかは、あまりはっきりとはわからなかった。

お試し終了、視力はどうなったのか?測定結果

1週間のお試し期間が終わり、病院へ行って再度、目の検査や視力検査をした。

大人のオルソケラトロジー体験記。手術不要で裸眼で快適生活?視力0.04→1.0へ。

医師が、「1.0と0.9ありますね!」「早いね」と驚いていた(効果は人によるので参考程度にしてください)。

購入するということを伝え、約13万をお支払い。

つぎは、1ヶ月後の検診になる。

オルソケラトロジーのデメリットとは

オルソケラトロジーのデメリットとしては、やっぱり「寝る前にいちいちレンズを付けるのがめんどくさい」があると思う。

夜寝る前って一番なんもしたくない状態なのに、テキパキとレンズを洗って、レンズを付ける前に「レンズアシスト」というレンズ装着薬をレンズに垂らして、目に入れる...というのは本当にめんどくさい。

でも、

これさえやれば明日楽になるんだから!

といつも気持ちを奮い起こしている。

オルソケラトロジーは、安定してくれば数日に1回の装着でもよくなる、と聞いたことはあるが、1週間前くらい?に試したときは、翌日ガッツリ元の視力に戻ってしまったので、今の所毎日つけている。

あとは、睡眠時間が不安定だとオルソケラトロジーは安定しない、というデメリットも他のブロガーさんで見たが、自分の場合は毎日安定して8時間睡眠なので、問題はないみたい。

オルソケラトロジー用レンズ自体の管理は、2weekのソフトレンズを使って慣れていたことがあり、そこまで苦になっていない。

基本の毎日の手入れとしては、レンズを外したあと、手の中でレンズの汚れをこすり落として、レンズケースに収めたらその中に水道水と固形洗浄剤を入れるという感じ。これは2weekのときとだいたい同じように思う。

あとは定期的に2種類の洗浄剤を入れた手入れもある。やっぱりソフトレンズに比べて圧倒的にゴロゴロしやすいので、ズボラな私でもそれなりに気を使ってお手入れしている。

どうしてもオルソケラトロジーをやる以上、レンズの慎重なお手入れは必須なので、本当にめんどくさがりな人には全然おすすめしない。

また、定期的にレンズの汚れや目の状態を眼科に行って検査する必要もある(私の場合は、次は使用1ヶ月後の検査だ)。

とはいえ、手術不要の安心感や、日中に裸眼で過ごせることは、私の場合はだんぜんデメリットより大きくて、1週間のお試し期間を終えて、購入することに迷いはなかった。

大人のオルソケラトロジー感想(3週間後)

現在、オルソケラトロジーを開始して3週間くらいが経った。

とても快適で、今後も問題がなければ(もっと医療が進展して更にベターな療法が出てくるまでは)ずっとオルソケラトロジーを続けたいなと思っている。

コンタクトレンズをつけていたときに比べて、オルソケラトロジーは昼間の目のパサパサ感が少ないし、

ランニングのときもずれたりするのを気にしなくていい。

オルソケラトロジーには、コロナ禍ならではのメリットもある・・・そう、マスクをつけていてもメガネが曇らない。

費用も、コンタクトレンズを使っていたときだってかなりかかっていたのだから、許容範囲だ。

そういうわけで、現時点では、そこそこ大変だったけどオルソケラトロジーを扱っている眼科に行ってみて本当によかったなあと思う。

また、眼科の対応じたいも良かったので、苦労して評判のいい眼科を調べてよかったなあと思う(オルソケラトロジーを大々的に扱っている眼科はまだ少なくて、私の地域では3つくらいあったけど、私が行った1つ以外の2つはとても評価が悪かった)。

オルソケラトロジーは子供の医療というイメージがあったけど、大人の私でもじゅうぶんメリットが感じられた。

以上、3週間体験した大人のオルソケラトロジー体験記でした。

どなたかの参考になれば幸いです。

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