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私が発達障害「ADHD」 と診断された流れ【20代大人女性の場合】

20代後半になって、ついに先日、病院でADHDと診断されました。 いわゆる「大人の発達障害」というやつですね。

診断に至るまでの流れを備忘録的に書いておきます。

診断まで

家の中でケガをすることが相次いでいた私&夫は、「このままでは家で転んで死ぬのではないか?」と不安になっていました。

私はしょっちゅう家のなかで頭を強打し、今まで2回、家の中で骨折しました。

どこで打ったかも覚えていないけど、しょっちゅう足がアザだらけになっていました。

夫に「もう疲れた。常に帽子と靴を家で装着して」と言われ、反発したことからケンカに。

そのとき 夫が "FAST MINDS" というADHDについて書かれた売れてる洋書↓を読んだことをきっかけに、「薬物療法にはデメリットもあるけど、メリットもある。ADHDの薬物療法は試してみる価値があるかもしれない。」ということで、病院に行ってみることになりました。

診断を受ける前から、あらゆる点で「自分はADHDだろうな」と思っていました。

診断の流れ

2回病院に行っただけであっさり診断が出ました。

1回めの流れです。

  • どうして来たのか何に困っているのかについて看護師?がヒアリング
  • カンタンなアンケート用紙に回答
  • 今までの人生について医師に色々聞かれる(話した内容は後述します)
  • 採血(ADHD的な症状を引き起こす、甲状腺系の病気じゃないか調べるため)

でした。

一週間後に採血の結果が出るということで、一週間後に来院しました。

また、「第三者の評価が必要なので、小学校3年のときの通信簿を持ってきてもらえますか。また、家族もしくは友人や同僚の方に、WEBでアンケート(Googleフォームでした)に答えてもらって下さい。」

ということでアンケートのURLも渡されました。

私は通信簿はもう処分してしまっていたので、夫にWEBアンケートに答えてもらいました。それだけでもOKということでした。

余談ですが、帰るとき受付の人に「番号札を返して下さい」と言われたのですが、すでになくしてしまっていて返せませんでした(多分先生の部屋に置いて忘れました)。ADHDっぽいと思われそうwって思いました。

2回めの流れです。

  • 採血の結果を渡される(甲状腺に問題はなかった)
  • WEBアンケートの結果を渡される
  • 「ADHDだと思います」ということで確定診断
  • 薬の希望を訊かれたので、Fast Mindsにものっていた「コンサータ」を希望
  • 処方箋と、コンサータ処方のために必要な仮IDカードを受け取る
  • 薬局でコンサータの仮IDカードと、身分証明書を提出して、コンサータを処方してもらう

だいたいこんな感じだったと思います(ADHDなので自信ないです笑)

これですんなりADHD治療が始まりました。

処方してもらったコンサータは最も少ない量です。少ない量から初めて効果を見てゆくということでした。

また、医師から

「どれくらいの頻度で飲むつもりですか?」

と訊かれ、

「毎日のつもりです。」

と言ったら、

ずっと飲んでいくとだんだん効かなくなるので、必要ないときは飲まないほうがいいです

と言われたので、土日はコンサータは飲まないことにしました。依存性だけでなく、副作用も怖いと思います。

とりあえず3週間分処方してもらいました。

コンサータについては 専門のサイトをご覧ください。※ 薬なのでもちろん副作用もあります。

また、夫と話して、瞑想もADHDに効果があると示唆されているので、副作用もないことだし毎日やることになりました。

www.rad-ar.or.jp

そのうち薬物療法の状況についてもまとめたいと思います。

過去をふりかえると思いっきりADHDだった

先生に語ったのはこんな感じの内容です(全部は伝えていません)。

小学校

  • 授業中に勝手に家に帰った。

  • 遊びの加減がわからず、友だちによく怪我させてしまった。

  • 騒いでいて、よく怒られた(殴られたことも)。廊下に立たされた。

  • 忘れ物が異常に多く、「忘れ物の女王」と呼ばれた。

  • とにかく机が汚い

  • 塾で宿題を忘れて怖い先生に首を絞められたりしたが、それでも忘れた(途中でイヤになり塾をやめた)

  • とにかく全体的に、親と先生によく怒られた。

中学

  • 問題児童と思われたのか担任と親の特別面談があった。
  • 超厳しい部活で、合宿の日に時計を読み間違え、1時間遅れで着いた。100人近い部員がバスの中で私を待っており超怒られた。
  • 授業中に口頭で伝えられるテスト範囲などが理解できず、落ちこぼれた。

高校

  • 年間90日程度の遅刻をしていた。

  • 授業中は8割の確率で寝ていた。授業参観でも寝て親に恥ずかしいと言われた。

  • 授業がトロトロしてる気がしてイライラし、しょっちゅう別のことをやっていた。

  • 授業中、(高校生のとき)教室をうろついたり廊下に出ていた(先生はもはや無視)

  • 授業中、ご飯を食べていた。

  • 先生に、「男だったらお前を殴っている」と言われた。

  • とにかく机が汚い

  • ある教科をボイコットして登校せず、留年しそうになった

  • 授業を聞くのが嫌すぎて授業時間中に図書室にいたら、教頭に見つかって連れ戻された

大学

  • 留年した。
  • 遅刻が多かった。
  • シフトを忘れてバイトを首になった。
  • 寮の部屋が汚すぎて寮母さんに勝手に掃除された。
  • 企業勤めは向いていないだろうと思い起業した。

大学院

  • 授業に行かず退学した。

まとめ

私は、今回診断を受けに行ってよかったと思いました。

さいわいそこそこ良い病院で、不快な思いもしませんでした(いい病院ばかりだとは限りませんので、GoogleMapなどでレビューを見て決めたほうが良いと思います)。

※日本の精神医療は進んでいないと言われており、だからこそ医師によっても全然診断方法も、丁寧さも違うと思います。なので納得できなければ別の病院に行くのも大事だと思います

副作用と依存に気をつけながら、薬物療法を試して見たいと思います。

以上、診断の流れでした。

あともし、ADHDの研究者だったりが見てたら、協力するのでコメントください。女性の発達障害についての研究が日本でもっとされればいいのに、と思っていますので(コメントは承認制のため送ってもこちらが承認しなければ公開されません)。

どなたかの参考になれば幸いです。

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